カッチスタイルの食事

Thanks for great meals and delights... could not shoot them all though. カッチのヒンドゥーの多くが食するベジタリアンミールは、砂糖遣いが有名なアーメダバードのものほど甘くない。庭で絞ったばかりの乳から攪拌して作られるバターミルクは堪らなく美味しい。 甘いデザートから食べて、胃を目覚めさせるのがカッチスタイル。 ムスリムの家庭では、インドでは珍しい、マナガツオ?などの海の魚をいただく。マサラの煮付け?や塩をふっただけの素揚げの魚は、バスマティとも違う、糖分の多い彼の地のライスとよく合い、インド最果ての地で、まさかの和食感を味わう。 #thankyou #kutchmeals #veg #nonveg #hindu #muslim #kutch #kachchh #calicoindiajp #calico @calicoindiajp

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Gham no Otlo

Gham no Otlo 男たちが自然と夕方集まってくる場所を、ガームノオトロ(村のベンチ)という。 カッチの布展でも、うめだ阪急さんが用意されたライフスタイル提案コーナーが、ガームノオトロ化した。(4枚目) Eid前日に、ムスリム街であるカートリーチョークを歩いていたら、まさにガームノオトロ的におじさんたちが屯していた。 ガームノオトロか、と尋ねると、カトーリー(染色の職人家系)のオトロだ、と返された。 Khatri no Otlo page 1: Kutch 2: Bengal 3: Tokyo 4: Osaka #ghamnootlo #Khatrinootlo #gentlemenscornerinthevillage #khatrichowk #bhuj #kachchh #kutch @calicoindiajp

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自然染のバンダニ

ブージのカトーリーチョークでインドの絞染 バンダニを手掛けるAbdulla氏とJabbar氏のカトーリーの兄弟。 バンダニは、バンダナの語源でもある西インドの伝統工芸である。 昨年大阪で開催されたカッチの布展で、その仕事を日本の方に伝えるために、シボリ、と説明していたら、日本のシボリを真似てインドの方が作っていると勘違いされることがしばしばあった。 シボリではなく、バンダニとしての改めてのものづくり。 写真は、キヤリコとのプロジェクトのひとつ。自然染のバンダナシリーズ。 SIDR craft × CALICO #bandana #bandani #bandej #indiantextile #shibori #tiedye #sidrcraft #khatri #calicoindiajp #calico #kutch #kachchh @jabbarkhatri @abdullahkhatri.sidrcraft

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Eid-ul-Adha の日

Eid-ul-Adha 異なる宗教への寛容を誇ってきたインドでもヒンドゥー化が進み、ムスリムへの偏見が増している気がするが、カッチで出会うムスリムには、美しいものや自然主義への傾倒、穏やかさや優しいユーモアしか感じない。 11、12日がムスリムの祝祭Eidのため、その前の1日は、ムスリム職人Khatri家を三軒訪問した。反対にEidの最中は、ヒンドゥー系の団体を訪問している。 NGOなどでは、ムスリムとヒンドゥーがそれぞれの祝祭日に仕事を交替し助けあうらしく、多宗教であることは実は便利でバランスがとれているのだという。そんなことはカッチだけなのであろうか。 #eiduladha2019 #muslim #hindu #codependence #harmony #kachchh #kutch #ajrakh #khatri

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停電の夜

アジュラックの工房にて

とあるアジュラックの工房にて。 その工房では、伝統的な染布であるアジュラックだけでなく、カッチで地元の方たちがよく使っているナイロン+スクリーンプリントのルマール(ターバン)も作っているという。一枚160ルピー/約250円。 本来身につけるべき方々が身につけず、都市に住むインド人と外国人が所有する贅沢になってしまったアジュラック。 大都市や海外に市場を見出したアジュラックが復活し、職人たちが更なる誇りを取り戻したことは素晴らしいが、そのアジュラックはすでに元の姿ではない。 それは、多くのインド布についていえること。 #localajrakhtoday #screenprint #synthetic #classic #cultualcontrast #kachchh #kutch #calicoindiajp #calico @calicoindiajp

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KMVSの式典

すでにスケジュールが狂っているのをよいことに、このグジャラート語の案内を頼りにして、カッチのいくつかのNGOの母体であり、現在は社会課題解決に力を入れるKMVSの30周年式典に。おかげで、ミーティング予定だった方にも、会いたかった方々にも一堂に会えた。 舞台で繰り広げられるカッチ寸劇にどよめく会場には、以前に訪ねた村の方々の顔も。 滅多に外に出てこない女性たちが一堂に着飾った姿は圧巻。 そして、いつも観光客に写真をとられている彼女たちだが、今回は私がひたすら無邪気な彼女たちに写真をとられる羽目に。 エキゾチズムというものは、まるでミラーであると知る。 #kmvs #kachchh #kutch #calicoindiajp #calico @calicoindiajp

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Khamir の Aziz 氏

ラバーリーの女性たち

カッチ地域の女性による共同生産組合QASABを通じてデバーリヤラバーリーの女性たちがアップリケ刺繍 カターブサンガリヨ(アップリケのジュエリー)を手がけたバッグ。 NGO Khamirを通じ現地の織り師に織っていただいているカラコットン生地(原種コットンの一部)をベースに使い、カッチのKhatriに染めてもらったAjrakhの残反をデリーより持ち込み、アップリケ部分に使っていただいている。 元々のダウリーバッグの風情を失わないように。むしろ、オミヤゲ化、風化してきたものづくりを、新しい伝統として進化させるつもりで取り組んできた。 気高く、逞しく、ときに難しい、ラバーリーの女性たちも、この取り組みと素材を気に入ってくれているときき嬉しい。QASABの方でもキヤリコ企画のデザインを徐々に彼女たちのコアアイテムのひとつにしてくれつつある。 写真2枚目はMinaben。長年QASABの活動を牽引してきたファシリテーターである。彼女がラバーリー女性と培ってきた信頼関係があるからこそ実現したプロジェクトである。 写真3枚目は、2月にデバーリヤラバーリーの女性たちを訪問したときの様子。(photo by Yayoi Arimoto @yoyomarch 3枚目のみ) #QASAB @kcpcl #khamir #kalacotton #ajrakh #khatri #kutch #kachchh #gujarat #calicoindiajp #calico @calicoindiajp

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半年ぶりのカッチ

デリー生活

日本からデリーに戻ると、身体はデリーにあるのに心はこれから鈍行列車でやってくるような感じだ。1日くらいかけてようやく合流する。


出国前のバタバタや飛行機での移動の疲れ。たった3時間半ながらも時差ボケ。気温変化。そして、戻ったデリーのアトリエで待ち受ける様々な難関。ジェット機で届けられた身体しかない状態でそれらと戦わないといけない。

 

ゆっくりと動き出す。真夏の日のインド人の如く。


CALICOのアトリエは多くのインド人や駐在員が住むようになった高層マンションではなく、古い住宅街の一軒家の一階。訪れる方々からは味わいがあると評判がいいが、水やお湯がでない、クーラーやファンがつかない、砂だらけ、虫だらけ、など住むのには大変なこともある。

 

屋上の水道水を交換する様子

 

以前はインドに戻ると掃除と荷ほどきと設備の復旧で1日を費やしていたが、最近はPritamというマネージャー兼サーバントが私がいない間もアトリエに通ってくれるお陰で、そうした不便もほぼなく快適にインドの初日を迎えられている。有難い。その代わり、私がいない間に絶対に自分では買わなそうな極彩色の掃除道具やキッチン道具が増えていたりする。・・・面白い。

 

今回は、帰ってすぐに南国の香りが私を迎えてくれた。最近よく荷物をうちに置いていくアルチャナが、ビハールの村からもってきたマンゴーを袋ごとおいていったのだ。そのお陰で、一気にインドに戻ってきた気分だった。

 

 

F

 

アルチャナの作品

デリーに戻った翌日、アルチャナがやってきて、久々の長いミーティング。新しい共同作品の確認とともに、彼女の出発点となったオリジナルの作品やそのルーツともなる彼女の母、祖母の手による、ミティラー画の影響も感じる作品を並べて。 一時は、閉鎖的な村で、妬みのような圧力で目立った活躍ができなくなり、塞ぎ込んでいたアルチャナだか、いろんな支えがあり、すっかり元気になって活動している。 CALICOもただ美しき刺繍の仕事をつくる、というところから一歩踏み出て、一アーティスト、先駆者としての彼女のこれからに一層寄り添いたい。 作家性の高いオリジナルの作品、伝統をさらに掘り起こすような作品。カッチやバングラデシュでの取り組みを事例にいろんな可能性を話した。 そんな彼女の村には数多の女の子、子供たちがいて、彼女のことを期待と憧れをもってみているはず。 最後の写真は、インドのcraftの本に収蔵されている彼女の作品。アノニマスの作品として扱われ、名前はない。 #archanakumari #aunam #bihar #onedayafternoon #calicoindiajp #calicotheatelier #calico #sujuni

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サリーのパッチワーク

2013年、奈良の小さなホテル「奈良倶楽部」さんで開催されていたポジャギ展に出かけた。インドに住んで3年以上が経ち、たまにいる日本でインド以外のものを目にしたくなった。

 

ポジャギは、韓国の苧麻のハギレを少しも粗末にせず大切に繕ったパッチワーク。韓国の伝統的な布の仕事である。その精緻に重なる裂の愛おしさにクラクラした。興奮している私をみて話しかけてくださった方が、その展を主催されたポシャギ作家の中野啓子さんだった。

 

その頃キヤリコは、今よりもずいぶんサリーの生地を使ったお洋服をやっていた。糊のついた強張ったベンガルのコットンサリー。どんな端切れも素敵で、捨てずにとってあった。それを中野啓子さんにお渡しし、サリーのハギレでポシャギを作っていただくことになった。


それは贅沢な一品となり、急遽京都のジャワ更紗イシスさんでの展示会に飾っていただくことになった。

 

中野啓子さんとサリーのハギレで作られたポジャギ


そして、それに刺激を受けたキヤリコでもサリーのパッチワークを作りたいと思うようになり、MAKUにサンプル生産をお願いした。(当時のMAKUはまだまだ生産キャパに余裕があり、受託の生産も受けてくれた。今はこのサリーパッチワークを除いては行っていない。)

 

ポジャギが、布を重ね両側の接面を手縫いする、非常に手間のかかるものであるのに対し、こちらのパッチワークはミシン縫いで作られる。本家のポジャギに敬意を表してこちらのものはサリーパッチワークと呼んでいる。

 

白のサリーパッチワークは特に日本で人気である。ただ、ベンガルでは寡婦が着るサリーとされ、農村でもその習慣が廃れるに伴って入手が困難になってきている。

 

水洗いを数回行っても糊がまだ少し残り、張りがあるので、ポジャギに似た質感を楽しめる。

 

白のサリーパッチワーク


MAKUの工房で、丁寧にインド藍で染めたものは柔らかく、使って水通しするごとに、色がくすみ、褪めていく。その過程もまた美しい。

 

元のサリーに、赤や黄色の透かし織が入っていたりすると、その部分だけ紫や緑にかかった色となり、ほんのりした鮮やかさを楽しめる。作品によって、随分色域が違うので実物で見比べていただきたい。

 

photo by Yayoi Arimoto

 

サリーパッチワークは 大判の多目的布(150cmx220cm)と ストール(100cmx200cm)で展開しているが、多目的布もショールになるし、ストールも多目的布になる。(上の写真は多目的布)

是非あまり名前を気にせずお使いいただきたい。一番のオススメは、窓辺に飾り様々な意匠で織られた柄を透かして眺めることだ。

 

徳島の遠近さんの店内で、光を受けて風になびく様子


ときどき選ぶサリーの色目が変わるのも楽しい。

 

2017年に登場した赤白サリーのシリーズ


サリーパッチワークシリーズは、ベンガルの日常の表情を少し生活に取り入れてみる試み。

そのときどきに少しずつ変わる作品を楽しみにしてください。

 

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新緑のかまくら - fabric campと招山

おきなわから奈良に戻り、ほどなくして鎌倉に向かう。CALICO巡業を始めた聖地でもある。

 

展のホストは、fabric campの小山千夏さんと招山の渡辺泰代さん。MAKUはfabric campさん、CALICOは招山さんという2ケ所同時開催を初めておこなっていただいた。

 

 

6年ほど前にお求め頂いたベンガルサリーのお洋服を着てきてくださったお客様。

 


招山さんで開催いただくのははじめてだったが、由比ヶ浜近くで潮の香りがあるのが、デリーと奈良、どちらの拠点にも海っ気がない私には嬉しい。


翌日には、千夏さんに自転車を借りて、東京fudokiさんの展でご一緒させていただいたChahatさんの新店舗に伺う。


小舟のような縁側の離れで。Chahat 大竹さんと。

 

 

 

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ワーペンウエフト2019 - shoka: (沖縄)

沖縄の欠点は、仕事を忘れてしまうことである。そこが、インドと似ている。


 

さて、前回につづき、沖縄である。今回、沖縄には、ワーペンウエフト2019という、ヤンマ産業さんと手がける手仕事の布のイベントでお邪魔した。

 

お邪魔させていただいたのは、田原あゆみさんが営まれるギャラリーショップ shoka:さん。あゆみさんは、いろんなネジがよい感じで緩んでいて(←注:褒めています)、窮屈とは対照的な、自在な考えや動きができる方。去年インドに来てくださったことをきっかけに往来を繰り返している。

 

そんなあゆみさんが、ホストとなり、ヤンマ産業の山崎ナナさんと小林で、トークも開催させていただいた。
 

 

あゆみさんがつけてくださったタイトルが、「手仕事と産業と志。そして楽しみと」世界回遊魚女子スタミナトーク・・というやや恐ろしげなものだったためか、参加者は見事に全員女性であった。
 

参加された方は、沖縄県外から沖縄に移られた方、手仕事に関わっている方、起業されている方も多く、何か共通の場の意識のようなものがあって、面白いものになった。時間が経ってしまったので朧げではあるが、小さな回遊から始めよう...というような話になったのではなかったか。
 

是非またこられますように。

 

 

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