カンタ刺繍の村 Ismile Shekh家

ベンガルツアー4日目。私たちのパートナーである現地NGOのアショクさんと共に、カンタ刺繍をつくってくれるパートナーが住むいくつかの村を訪ねました。

 

まず訪問したのはShekhさん一家。長男、次男、三男と彼らのお母さんと奥さん、子供達、合わせて15人の大所帯でした。それぞれの奥さん、4人がカンタ刺繍をつくっていました。(数が合わないのは長男に2人奥さんがいるからでした。ムスリムの家ではよくある話です。)

 

写真左から次男の奥さん、Sarina Bibiさんと、三男の奥さん、Mariam Bibiさん。

 

Sarina Bibiさんはベンガル語でグリラムといわれるランニングスティッチ(ノクシカンタの場合空白部分に縫われているやつです)、Mariam Bibiさんはチェリ(楔模様の刺繍)やティップ(丸刺繍)などのやや複雑なスティッチが好きだそう。

 

下の写真は、長男の第1婦人 Sahajatikathuさん。州から表彰されたカンタ刺繍暦25年のベテラン。写真は模様の下絵をトレースしている様子。

 

Ariabecomさん。長男の第2婦人。彼女もグリラムがすきだそう。

 

どのカンタ刺繍を選ぶか交渉中の長男IsmileさんとNGOのアショクさん。こちらの家ではカンタ刺繍を商うのは男性の仕事となっています。

 

15人家族を温かく見守るRokiya Bibiおばあちゃんです。

 

女性の部屋にはステキにカゴが飾られていました。用の美。

 

皆で記念撮影。一家の長らしく真ん中に座っているIsmileさん。でも、一番テレていたような。。w

 

最初は緊張していた家族もやがて打ち解けて。談笑する日印女子たち。ユキさんの隣は、今回同行してくれた地元大学で染色を学ぶかなこさん。

 

最後は名残り惜しく。

 

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ノクシカンタ

カンタ刺繍のデザインは奥が深く、ベンガルに行く度に新しいデザインの発見があります。

 

元々はシンプルにチクチク縫られた、日本の刺し子のような素朴な布が好みだったのですが、最近はインドの風土の影響か、大きな花柄や鳥の文様が縫い込まれたデザインの美しいものも気になって仕方がありません。中でもデザインの空白部分にラインスティッチ(ベンガル語でグリラン)を施してあるものをノクシカンタ(ノクシはベンガル語でデザインの意味)といいます。

 

ノクシが入っていると調和と華やかさが増します。

 

白もステキです。

 

鳥の文様です。

 

以上はすべて、New DelhiのブティックホテルTHE ROSEにて今月29日まで展示販売中です。

 

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カンタの定番 ラリーキルト

日本人には馴染み深い刺し子の刺繍。インドにも様々な種類の刺し子の刺繍が存在し、それらはカンタ(Kantha)と呼ばれています。これから様々なカンタを少しずつご紹介させていただきます。

 

写真はコットンのスティッチカンタ(Stitch Kantha)、あるいはラリーキルト(Rally Quilt)とも呼ばれます。バングラデシュ、西ベンガルなどベンガル地方を中心に、幅広い地域でつくられています。

 

カンタは元々は着終わった古いサリーを合わせて、再利用する目的で各家庭でつくられているものです。カンタにすることで丈夫になり、赤ちゃんのおくるみやラグ、ベッドカバーなど、様々な用途で使われます。写真は、ベンガルの農村の軒先にかかっていたジャムダニ織サリーのカンタ。

 

家々の記憶をもった布たちを合わせたカンタは味わい深く、いろんな想像をかきたてられます。写真は、コルカタのカリー寺院のプールにかかっていたカンタ。

 

 

最近は最初から売る目的でつくられているカンタも多いですが、こういうカンタこそ生活にとけ込んだカンタの中のカンタともいえます。

 

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