手紡ぎ糸の村 アンバーチャルカの村へ

約2か月ぶりのベンガルは、すっかり春らしく、温かな陽気に包まれていました。
今回は、カディの生産パートナーと一緒に、久々にカディ用の手紡ぎ糸をつくっているベンガル北部の村(ムルシダバード近郊)まで足を運びました。


インドで一番最初に建設された駅といわれるKOLKATAのSEALDAH駅から、電車に揺られること4時間。早朝から飛行機に乗り、KOLKATAでしっかりミーティングをしてから電車に乗り込んだからか、電車旅の前半は疲れて、爆睡。何も思い出せません。時折、食べ物や飲み物を売りにくるひとに小突かれたり、美味しそうな匂いで臭覚を刺激された気がしますが・・・

 

列車の定番スナック ジャラムリ。

次々と見事な手つきで、お米のパフにマサラやココナッツを入れ、〆にはマスタードオイルをサラッとかけます。

 

 

車内パトロールする小さなギャングたち。

 

目的地到着は夜中の11時頃。

そのままホテルに直行して泊まり、翌朝車で約1時間離れた村に向かいました。


前回訪問したのは、約2年前。そのときにたくさん写真やビデオを撮ったのですが、直後にパソコンを壊してしまい、すでに資料に取り込んでいた何枚かを除いてすべて失ってしまったのです。その悔しさもあって、今回はたくさんの生産の様子をカメラに収めてきました。 (ちなみに今もパソコンが半壊しておりますが、今回はCloudサービスがあるので大丈夫なはず。便利な世の中です。)


手紡ぎ糸をつくっている工房の様子。前回訪問時よりも、手紡ぎを担当する女性の数が増えており、こちらでは現在約300名が登録しています。

 

 

以前にもご紹介の通り、現在CALICOで作っているカディは、最もシンプルで原始的な糸紡ぎの道具タクリ(スピンドル)や、ガンジーがインド独立のシンボルとして広く普及したといわれるシングルチャルカ(俗称 ガンジーチャルカ)ではなく、10年ほど前から広まったアンバーチャルカといわれる一段機械化が進み、生産性が高まったチャルカを使って紡いだ糸を使っています。

 

 

 

アンバーチャルカは、ひとの手による回転を動力に、ネジで鉄のプレスの圧力を調節して糸を撚り、6本、7本、8本のコーンを一度につくれるようになっています。ひとの力が加わることで、糸に揺らぎが加わる仕掛けです。そのため、原始的な糸紡ぎと同様に糸も切れやすく、切れては直し、その直した箇所に味わい深いネップができるようになっています。

 

写真は切れた糸を撚ってつなげている様子。


次回は、そんなアンバーチャルカを使う意義について触れたいと思います。

(つづく)


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