羊のなる木

こんにちは。ただいま日本行商ツアー中のCALICOです。

 

インド布の歴史のつづき。インダス文明から時代は流れて、紀元前10〜3世紀のお話です。

 

ときのインドは、マウリア朝の時代。綿、羊毛、大麻、麻、絹(当時は中国から輸入)などの織物の生産がされていたようで、紀元前10〜5世紀のヴェーダの教典にもインドの布についての記述がみられます。アレクサンダー大王の東征を経て、インド布はギリシアやペルシアといったヘレニズム世界に広く知れ渡ることになりました。

 

紀元前3世紀、マウリア朝チャンドラグプタの秘書官も、その記録に「織物はもっとも重要な交易品である」と残し、かのヘロドトスは、「インドには羊毛の実をつける木があり、それは羊を超える美しさと素晴らしさだ」と褒め讃えています。

 


上の画は、ヘロドトスが褒め称えたインドの綿。木から羊が生えてきています。想像力が豊かなような、豊かじゃないような・・・。

 

出典:History of Indian Textiles / Calico Museum of Textiles
画像:Wikipedia

 

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